ファクタリングの会社選び方!乗り換え時の注意点も解説!
2021/03/29
ファクタリング
ファクタリングで資金調達を行いたい場合、数多くあるファクタリング会社の中からどの会社を利用するかが、重要なポイントになります。
ファクタリング会社は乗り換えることもできますが、その際にはすでに利用した債権の取り扱いや新たに利用するファクタリング会社の選び方などには、十分注意しなければなりません。
本記事では、ファクタリング会社を選ぶ際のポイントやファクタリング会社を乗り換える際の注意点について、解説します。
JPSでは他のファクタリング会社からの乗り換えも承っております。
詳細は下記のページをご覧ください。
ファクタリング会社を選ぶポイント5つ
ファクタリングを行いたい場合はファクタリング会社を利用する必要があります。
ファクタリング会社の数は非常に多いので、どの会社を利用すべきかで悩んでしまう可能性もあります。
ファクタリング会社を選ぶ際には、以下のようなポイントに気を付けながら選ぶのがおすすめです。
- ●ファクタリングの方法
- ●債権の買取下限/上限額の範囲内か
- ●債権の種類
- ●資金調達までにかかる日数
- ●ファクタリング会社の対応
それぞれのポイントについて、説明します。
ファクタリングの方法
ファクタリングは大きく分けて、以下の2種類があります。
- ●2社間ファクタリング:ファクタリング会社と利用会社が関係する
- ●3社間ファクタリング:ファクタリング会社・利用会社・売掛先が関係する
ファクタリング会社によって得意なファクタリング方法が異なり、同じ債権を利用する場合でも2社間ファクタリングなのか3社間ファクタリングなのかで、買取額が異なる場合もあります。
どのようなファクタリングが利用できる会社なのか、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらを得意としているのかといったことは、事前にきちんと確認しておくべきです。
■ ファクタリングの契約って?2社間と3社間の違いを詳しく解説
債権の買取下限/上限額の範囲内か
ファクタリング会社によって債権の買取下限額や上限額は異なり、最小買取額が10万円の会社もあれば200万円の会社もあります。
ファクタリングによってどれぐらいの資金調達を行おうとしているのかを踏まえたうえで、その金額に対応しているファクタリング会社を選ばなければなりません。
債権の種類
一口に債権といっても、債権はその性質によって確定債権・仕掛債権・給与債権・将来債権などに分類されます。これらの債権の中でファクタリングに利用できるのは、原則として確定債権だけです。
また、債権はその種類に応じて医療債権や建設業債権などに分類することもでき、債権の種類によって買取額が異なります。そのため、医療債権をファクタリングしたい場合は当該債権のファクタリングを得意としている業者を選ぶことで、調達できる資金を増やせる可能性が高くなります。
資金調達までにかかる日数
ファクタリングを利用して急いで資金調達を行いたい場合、資金調達までにかかる日数も重要なポイントのひとつです。
一般的に、2社間ファクタリングは3社間ファクタリングよりも早く資金調達を行いやすく、2社間ファクタリングであれば即日~2日程度、3社間ファクタリングであれば2,3日~1週間程度でファクタリングを行うことができます。
また、会社によっては急いで手続きを進める場合には、手数料が少し高めになってしまうこともあります。
どれくらいの日数で資金調達を行いたいのか、そのためにはどの程度の手数料であれば許容できるのかを踏まえたうえで、ファクタリング会社を選ぶ必要があります。
ファクタリング会社の対応
ファクタリングは債権を介した会社同士のやり取りではありますが、実際の契約などはそれぞれの会社の担当者同士で行われます。
そのため、担当者の対応も契約を行ううえでは見逃せない要素です。
契約を行うにあたって重要な説明をきちんと行ってくれているか、資金を提供する立場だからといって横柄な態度になっていないかなどをきちんとチェックして、安心して任せられる担当者のいるファクタリング会社を選ぶのが賢明です。
ファクタリング会社を乗り換える際の3つの注意点
ローンを利用している場合は、借り入れの金利などを比較したうえで現在の金融機関から別の金融機関に乗り換えることがありますが、同じようなことはファクタリングを利用している場合にも起こりえます。
ただしファクタリング会社を乗り換える際には、以下に挙げるような点に注意しておかなければなりません。
- ●売掛債権の二重譲渡になっていないか
- ●ファクタリング会社の複数利用は審査に響くこともある
- ●乗り換え先のファクタリング会社は信用できるか
それぞれについて、説明します。
売掛債権の二重譲渡になっていないか
すでにファクタリングに利用した債権は、ファクタリング会社を乗り換えたからといって再び利用することはできません。
すでにファクタリングを利用して資金調達を行っている場合、売掛金は最初に利用したファクタリング会社に入るべきものであり、新しい取引に利用できるものではないからです。
同じ債権を利用して複数の会社でファクタリングを行ういわゆる「二重譲渡」は、意図的に行ったと判断されると、詐欺罪に当たる可能性も出てきてしまいます。
ファクタリング会社を乗り換える場合は、以前の会社でファクタリングに利用した債権とまだ利用していない債権を、きちんと区別しておきましょう。
ファクタリング会社の複数利用は審査に響くこともある
ファクタリングを申し込む際には必ず審査を受けなければなりませんが、ファクタリング会社を複数利用していると、審査において不利になる可能性もあります。
ファクタリングは資金調達のために利用されることが多いですが、何社からもファクタリングを行って資金調達しなければならないような会社の運営状況なのか、と判断されてしまう場合があるからです。
ファクタリングは便利な資金調達の方法のひとつではありますが、利用しすぎると自社の首を絞めることにもなりかねないので、利用しすぎには注意が必要です。
乗り換え先のファクタリング会社は信用できるか
ファクタリング会社の中には、他社からの乗り換えを促進するために「乗り換えで手数料キャッシュバックキャンペーン」のようなキャンペーンを、広告で謳っているところもあります。
そういったキャンペーンを実際に利用できれば以前より有利な条件で資金調達を行うことができるのですが、稀にキャンペーンを銘打つだけ打っておいて、実際にはあれやこれやと理由を付けて手数料のキャッシュバックを拒むような悪質な会社も存在します。
悪質な会社かどうかを事前に見極めるのは非常に難しいので、担当者と実際にやり取りをしてみて信頼に足る会社かどうかを判断したうえで、乗り換えを検討しなければなりません。
ファクタリング会社の対応を確認するのは、よいファクタリング会社を選ぶと同時に悪質なファクタリング会社を選ばないようにするためにも、重要なことです。
注意すべきポイントをしっかり抑えて適切な会社選びを行うことが重要
ファクタリング会社の数は非常に多いので、ファクタリングの方法や資金調達までにかかる日数・会社の担当者の対応などを踏まえて、安心して取引ができるファクタリング会社を選ぶ必要があります。
ファクタリング会社は乗り換えることも可能ですが、その際にはすでにファクタリングに利用している債権を再度利用して、債権の二重譲渡になってしまわないように注意が必要です。
また、悪質なファクタリング会社と取引を行うことのないように、必要な説明をしっかりと行ってくれるか、キャンペーンなどをきちんと適用してくれるかといったところには、十分注意しておかなければなりません。