ファクタリングのおすすめ会社比較10選!メリット・選び方・流れを解説
2024/10/23
ファクタリング
ファクタリングは、自社の資金繰りを安定化させるためにおすすめの資金調達方法の一つです。ファクタリングには、スピーディーに現金化できる、自社の業績に関係なく資金調達できるといったメリットがあります。会社の状況によっては、ローンや融資よりも役立つ場合もあるでしょう。ただしファクタリング会社ごとで特徴や強みが異なるため、自社の目的や状況に合わせて最適なファクタリング会社を選ぶことが重要です。
本記事では、ファクタリングの基本的な内容やファクタリングを利用するメリット、選ぶ際のポイントについて解説した上で、おすすめのファクタリング会社を10社ご紹介します。
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、自社の売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、素早く現金化する資金調達方法です。銀行からのローンや融資などではないため、負債扱いにならず資金繰りの改善ができます。
注意点としては、ファクタリング会社が買い取れる債権は正常債権のみとなっていることです。不良債権は債権回収会社しか買い取れないため注意しましょう。
債権買取にあたっては、一定の手数料をファクタリング会社に支払わなければいけません。また、ファクタリング=買取型の意味合いで利用されるケースが多いですが、保証型のファクタリングサービスも存在します。保証型は売掛債権の貸し倒れのリスクを回避する目的で利用されるため、資金調達を目的とした買取型とは異なります。保証型は万が一、取引先の倒産などにより売掛金が回収できなくなった場合に、保証の範囲内で保証金を支払ってくれる仕組みです。保証型のファクタリングサービスを利用する際は、保証料も支払わなければいけません。
ファクタリングサービスを利用する際は、会社の目的に応じて検討してみてください。
ファクタリングを利用するメリット
ファクタリングを利用する際のメリットには、以下のようなものが挙げられます。
・スピーディーに現金化できる
・自社の業績に関係なく資金調達できる
・売掛先からの未回収リスクに備えられる
・個人事業主でも利用できる
それぞれの内容を確認していきましょう。
スピーディーに現金化できる
銀行からのローンや融資などでは、申し込んでから審査なども含めて数週間〜数カ月かかるケースが一般的です。しかし、緊急で資金調達が必要となる場合もあるでしょう。その際にファクタリングを利用すれば、最短即日で売掛金を現金化可能です。早ければ数時間程度で対応してもらえるケースもあります。
またファクタリング会社によっては、最低買取額を設定していない場合もあるため、数十万円程度の少額から債権買取を行ってもらえる点もメリットといえるでしょう。
自社の業績に関係なく資金調達ができる
自社の業績に関係なく資金調達ができる点も、利用しやすいポイントの一つです。一般的に、銀行からの借入などの場合は、返済能力があるかどうかの確認のために会社の業績なども確認されます。そのため、会社の業績次第では資金調達ができないこともあります。
しかし、売掛債権の売却を行うファクタリングの場合は、売掛先の企業の業績で判断されるため、基本的に自社の業績は関係ありません。
売掛先からの未回収リスクに備えられる
ファクタリングの利用により、売掛先からの債権の未回収を回避できます。もし売掛金の回収予定前に取引先の企業が倒産してしまうと、売掛金が回収できなくなってしまいます。最悪の場合、数百万円〜数千万円の損失を受けるケースもあるでしょう。その際にファクタリングを利用すれば、迅速に売掛債権を回収できます。手数料は差し引かれますが、多額の損失を受けずに済む点はメリットです。
また未回収の売掛債権はファクタリング会社に譲渡されるため、譲渡後に取引先が倒産したとしても返済する必要性もありません。
個人事業主でも利用できる
従来のファクタリングは基本的に法人向けのものが多く、個人事業主の方の利用は難しいとされていました。しかし、近年では個人事業主に特化したファクタリング会社や、法人と個人事業主の両方に対応している会社が増加傾向にあります。
法人宛ての売掛金を所有している個人事業主の方であれば問題なく利用でき、数万円〜数十万円程度の少額から対応しているファクタリング会社もあります。
ファクタリングの種類と選び方
ファクタリングを利用するメリットを理解できた上で、利用できるファクタリングの種類と選び方も確認していきましょう。
ここでは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いと、ファクタリングサービスの選び方について解説します。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの主に2種類があります。2社間ファクタリングとは、ファクタリングを利用する会社とファクタリング会社の2社だけで取引を行う方法です。この方法の場合は、売掛金を支払う取引先を介さないため、迅速に売掛債権を現金化できます。ただしファクタリング会社に支払う手数料は高めに設定されているケースが多いです。
一方で3社間ファクタリングとは、取引先も含めた3社間で行われます。ファクタリングを利用する会社がファクタリング会社に申し込んだ後に、取引先の承諾が必要となるため、その分時間がかかります。さらに取引先に資金難であると間接的に思われてしまうリスクもあるでしょう。ただし2社間ファクタリングよりも、手数料は低い傾向にあります。
ファクタリングサービスの選び方
ファクタリングサービスを利用する際は、利用する目的や状況に応じて適したものを選ぶことが重要です。主に以下のポイントを確認しておきましょう。
・手数料
・入金スピード
・売掛債権の買取可能額
・手続き方法
ファクタリングを利用する際の手数料は、ファクタリング会社で自由に設定できるようになっており、会社ごとに異なるため利用する前に確認しておくことが重要です。
前述したように、2社間や3社間では入金スピードも異なります。より迅速に資金調達を行いたい場合は、2社間ファクタリングが利用できる会社を選ぶとよいでしょう。
さらに売掛債権の買取額も会社で下限や上限を設けているケースが多いため、回収したい売掛債権の額に応じて適した会社を選ぶ必要があります。
またファクタリングの手続き方法には、主に対面型とオンライン型の2種類があります。対面型はファクタリングの種類などで悩んでいる場合などに、担当者と相談しながら決められる点はメリットです。一方でオンライン型であれば、場所や時間に左右されずにスピーディーに手続きを行えます。
ファクタリングを利用する流れ
ファクタリングを利用する際は、以下の流れで行います。
1.事前相談をする
2.申し込みをする
3.必要書類を提出する
4.審査を受ける
5.契約を締結する
それぞれの内容を順番に確認していきましょう。
事前相談をする
まずは売掛債権を買い取ってもらえるかを、ファクタリング会社に相談します。基本的に事前相談は無料で行ってもらえるケースが多いです。
会社によって手数料や買取可能額などが異なるため、可能であれば複数社に相談することをおすすめします。
申し込みをする
事前相談を行って自社に合うファクタリング会社を決めたら、申し込みを行いましょう。申し込み方法には、主にインターネットや電話、窓口、郵送などがあります。
スピーディーに対応したい方は、インターネットでの申し込みが適しています。担当者と相談しながら進めたい方は、電話や近くに窓口があれば来店して話を聞くのが良いでしょう。
必要書類を提出する
ファクタリングを利用する場合は、法人登記謄本や印鑑証明書、売掛金証明書などのさまざまな書類を用意しなければいけません。必要な書類は、ファクタリング会社によっても異なります。
もし必要書類の不備が見つかると、契約を締結するまでに時間がかかってしまうため、スムーズに手続きが行えるように入念に確認しておきましょう。
審査を受ける
ファクタリング会社に必要書類を提出すると、それを基に審査が行われます。審査の際は、担当者から電話や面談などで自社や売掛先の事業内容や、ファクタリングを利用する理由などがヒアリングされるため、嘘偽りなく正確に答えましょう。
契約を締結する
問題なく審査が通り、お互いに契約内容や条件に納得したら契約を締結します。基本的に、契約後は内容を変更できない可能性が高いです。最終確認も含めて書類を細かく確認し、疑問点や不安に感じる部分に関しては、担当者に再度説明を行ってもらいましょう。
おすすめのファクタリングサービス10選を比較
ここからは、おすすめのファクタリングサービス会社を10社ご紹介します。それぞれの特徴を踏まえた上で、自社に最適なファクタリング会社を選んでみてください。
JPS
サービス名称 | JPS |
買取手数料 | 2.0%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 最高3億円~も可能 |
個人事業主の利用 | ✕ |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://www.jps-tokyo.co.jp/ |
JPSは、豊富な取引実績とサービス内容に定評のあるファクタリング会社です。必要書類がそろっていれば、最短翌日には入金をしてもらえます。手数料は2%〜となっており、他社からの乗り換えの場合はさらにお得な手数料で利用可能です。乗り換える際もすでに利用しているファクタリング会社を知られずに買取をしてもらえるため、安心できるでしょう。
JPSと他社(一般的なファクタリング会社)との比較は、以下、表のようになっています。
株式会社JPS | 他社 | |
手数料(2社間契約) | 5%~ | 10%~ |
手数料(3社間契約) | 2%~ | 8%~ |
事務手数料 | 無料 | 有料 |
出張交通費 | 無料 | 有料 |
審査期間 | 最短即日 | 1~2日 |
入金までの時間 | 最短4~6時間 | 1日 |
利用可能額 | 最高3億円~も可能 | ~5000万円 |
面談の有無 | 来店/オンライン面談 | 来店 |
必要書類 | 通帳の写し(3か月分) 請求書 決算書 代表者様の身分証明書 |
登記簿謄本 通帳の写し(3か月分) 決算書 請求書 納品書 取引先との契約書 |
アフターサポート | 経営コンサルタントのご紹介 | なし |
他社との並行利用 | 可能 | 不可 |
ビートレーディング
サービス名称 | ビートトレーディング |
買取手数料 | 2.0%〜 |
最短入金 | 2時間 |
買取可能額 | 上限なし |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://betrading.jp/ |
ビートトレーディングは、最短即日の2時間で資金調達が可能なファクタリング会社です。これまで5.8万社以上と契約した実績があり、累計買取額は1,300億円を達成しています(2024年3月時点)。2社間、3社間のファクタリングの両方に対応しており、法人だけでなく個人事業主の方でも利用できます。
また、買取可能額は上限が設けられていません。これまでに最低で3万円、最高で7億円の買取を行った買取実績があり、少額から利用できる点もメリットの一つでしょう。Webサイトや電話、メール、LINEなどで無料の見積もり対応も行っているため、即日で資金調達したい方は利用してみてください。
日本中小企業金融サポート機構
サービス名称 | 日本中小企業金融サポート機構 |
買取手数料 | 1.5%〜 |
最短入金 | 3時間 |
買取可能額 | 上限なし |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
日本中小企業金融サポート機構は、手数料が1.5%〜と業界最安水準のファクタリング会社です。取引社数は8,130社、対応業種は27種、支援総額201億円と幅広い業種に対応しています(2024年8月時点)。必要書類がそろっていれば、即日対応で最短3時間の入金スピードも魅力です。ホームページの即日調達診断からも簡単な2つの質問に答えるだけで、調達できる額が把握できます。
また、ファクタリングなどの資金調達の支援だけではなく、M&Aや事業継承、クラウドファンディングなどの経営に関する全般の相談やサポートも実施しています。見積もりや相談は電話やオンラインから気軽に利用可能です。
ベストファクター
サービス名称 | ベストファクター |
買取手数料 | 2.0%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 〜1億円 |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは、平均買取率92.2%を誇るファクタリング会社です。入金までも最短翌日とスピーディーに対応してもらえます。買取可能額も最低30万円〜で、法人や個人事業主問わず利用できます。ホームページにある簡単診断シミュレーターで、売掛金に応じたおおよその手数料が瞬時に把握できるため、ファクタリングに申し込む前に利用してみるとよいでしょう。
また2社間や3社間のファクタリングにも対応してもらえます。金融機関の条件変更や業務悪化、税金の滞納などの会社の信用情報にかかわらずファクタリングサービスを利用できる点も、支持されている理由の一つと考えられます。
トップ・マネジメント
サービス名称 | トップ・マネジメント |
買取手数料 | 3.5%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 〜3億円 |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://top-management.co.jp/ |
トップ・マネジメントは、創業13年のファクタリング会社です。製造業や運送業、人材派遣業などの幅広い業界に対応しており、診療報酬債権や介護報酬債権などの特殊なケースの場合でも柔軟に対応可能です。
さらに、ファクタリングの手数料負担を抑えられる「電ふぁく」と呼ばれるサービスも利用できます。「電ふぁく」は別名2.5社間ファクタリングとも呼ばれており、ファクタリングを利用する会社とファクタリング会社に加えて、ファクタリング専用口座の管理会社が追加されます。
これまでは、ファクタリング利用者による売買代金の使い込みや横領などのリスクに備えて、手数料が高めに設定されていました。しかし「電ふぁく」を導入することで、売掛金の回収が確実にできるため、リスクが軽減されるのにともない、手数料を下げられる仕組みとなっています。「電ふぁく」は利用すればするほど与信スコアが上がっていくため、その分手数料が下がっていきます。
株式会社No.1
サービス名称 | 株式会社No.1 |
買取手数料 | 1.0%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 〜5000万円 |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://no1service.co.jp/ |
株式会社No.1はDXマーク認証支援事業者に認められているファクタリング会社です。DXマーク認証制度とは、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会が提供する、中小企業のDX化を推進するために必要な項目を網羅し認証する制度です。通常の売掛債権のファクトリングから経営コンサルティングまで、幅広いサービスに対応できます。
特に法人向けの売掛債権の買取で培ったノウハウや実績を生かした、個人事業主向けのファクタリングには定評があります。最短60分という入金スピードと、90%以上の審査通過率(2020年7月時点)もメリットといえるでしょう。さらに初めて株式会社No.1を利用する法人の場合、「初回買取手数料50%割引」と「他社より高額買取保証」の2つの特典を受けられます。
株式会社NID
サービス名称 | 株式会社NID |
買取手数料 | 3.0%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 〜1億円 |
個人事業主の利用 | ✕ |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://nid-f.com/ |
株式会社NIDは、最短1日でスピーディーに売掛債権を回収できるファクタリング会社です。買取可能額の上限は1億円までですが、即日買取の場合は5,000万円までとなります。売掛先に知られることがない2社間ファクタリングをメインとしており、債権譲渡登記も不要です。全国出張プランも用意されているため、直接来店する時間がないなどの方でも安心して利用できます。
また売掛債権のファクタリング事業だけではなく、経理システムの見直しや資金繰りの改善方法、金融機関対策などのコンサルティングサービスも展開しています。さらに事業拡大や合理化のために、自社の取引企業をビジネスパートナーとして斡旋して課題解決に導く方法もあり、幅広いサービスを利用可能です。</;p>
株式会社hs1
サービス名称 | 株式会社hs1 |
買取手数料 | 2.0%〜 |
最短入金 | 2時間 |
買取可能額 | 〜5000万円 |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://urikakedo.com/ |
株式会社hs1は、最短即日2時間で入金可能なファクタリング会社です。売掛金対応率は98%と業界内でも比較的高い割合となっています。法人から個人事業主まで幅広く対応できる体制が整っており、2社間や3社間ファクタリングの両方にも対応可能です。
遠方の場合は、担当者が出張での対応もしくはオンラインでのご相談や契約も行えます。ホームページにある簡単見積もりシミュレーションから、請求書額面金額・電話番号・メールアドレスの3つを入力するだけで、気軽に資金調達金額の把握も可能です。一連の手続きを迅速に行ってくれるため、なるべく早く資金調達したい方は利用を検討してみましょう。
株式会社SKサービス
サービス名称 | 株式会社SKサービス |
買取手数料 | 1.0%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 〜5000万円 |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://sk-service.ne.jp/ |
株式会社SKサービスは、手数料が業界内でも安いファクタリング会社です。手数料は相談も可能ですので、より多くの資金を調達したい方は株式会社SKサービスに相談してみるとよいでしょう。入金は最短即日と迅速に現金化できる点もメリットです。法人だけでなく個人事業主の方でも利用でき、買取可能額も最低10万円〜と少額でも対応してもらえます。
2社間と3社間のどちらのファクタリングサービスにも対応しており、目的や状況に合わせて担当者と相談しながら決められます。ホームページでは必要項目を入力すると、資金調達金額を無料で査定できるサービスの利用も可能です。お問い合わせフォームや電話、LINEからお問い合わせをしてみてください。
TRY
サービス名称 | TRY |
買取手数料 | 3.0%〜 |
最短入金 | 1日 |
買取可能額 | 〜5000万円 |
個人事業主の利用 | 〇 |
法人の利用 | 〇 |
公式サイト | https://factoring-try-sko.co.jp/ |
TRYは、24時間365日お問い合わせ可能なファクタリング会社です。電話やメール、LINEなどのさまざまな媒体で気軽に利用でき、手続きもオンラインで完結できます。入金スピードも最短即日で対応してもらえるため、迅速に現金化したい方におすすめです。審査が法人よりも厳しい個人事業主の方のファクタリングにも対応しています。
アフターフォローも充実しており、ファクタリングを継続すべきか、他の資金繰り方法を採用すべきかといった相談にも乗ってもらえます。さらにBtoBの紹介サービスも展開しており、お客さま同士をマッチングさせて新しい事業の獲得や事業拡大のサポートにも対応可能です。
ファクタリングサービス比較についてのよくある質問
ファクタリングサービス会社のサービス比較についてよくある質問をご紹介します。
ファクタリングを利用する際はどのような費用がかかりますか?
ファクタリングサービスを利用する際は、以下のような費用が発生する可能性があります。
・売買手数料
・振込手数料
・債権譲渡登記費用
・印紙代
・出張費
売買手数料はファクタリング会社に支払わなければいけない手数料で、会社によって割合は異なります。手数料無料などとうたっているファクタリング業者は、悪徳業者の可能性もあるため気を付けましょう。
また債権譲渡登記は不要で利用できるケースもあるため、ファクタリング会社に確認するとよいでしょう。
全国に出張して見積もりなどを行っているファクタリング会社もあります。遠方でなかなか窓口に出向けない場合などに便利なサービスですが、出張費を請求されるケースもあるため、注意が必要です。ホームページに掲載している会社もありますが、不明な点は申し込む前に確認しておきましょう。
ファクタリング会社の審査を通過しやすくする方法はありますか?
ファクタリング会社によって審査基準は異なり、審査に確実に通る明確な基準はありません。しかし上場企業や大手企業などの社会的な信用度が比較的高い会社であれば、審査は通りやすいとされています。
さらに、余裕を持った支払い期日を設定できる場合や、税金を滞納していない場合なども審査を通過しやすくなるポイントです。もし「絶対に通るファクタリング」などとうたっている会社があれば、高額な手数料だけを狙った悪徳業者の可能性もあるため、詳細を確認する必要があります。
また基本的にファクタリング会社は正常債権しか買取を行っておらず、不良債権は買取対象ではないため注意しましょう。不良債権の場合は債権回収会社(サービサー)を利用できます。
ファクタリングに税金はかかりますか?
ファクタリングは有価証券の譲渡と同じ扱いとなり、国税庁が定める非課税取引の項目に含まれているため、税金はかかりません。さらに、ファクタリングにかかる手数料にも税金はかかりません。これは、ファクタリング取引が非課税の対象となる手形割引に該当するためです。
ただし、ファクタリング取引で債権譲渡登記が必要となるケースでは、消費税がかかる可能性があります。債権譲渡登記の手続きで発生する、登記費用や司法書士に支払う費用は消費税の対象となるため、注意しましょう。
ファクタリングが利用できない業種はありますか?
基本的には、全ての業種でファクタリングを利用可能です。一部通常の売掛債権ではなく、医療債権や少額債権に特化しているなどの場合がありますが、特定の業種を利用不可としている会社はないと考えられます。ただし、以下のケースではファクタリングの利用ができない、または審査が通りにくいとされています。
・現金取引のみの業種
・取引先が個人である業種
・反社会的勢力と疑われる業種
現金取引を行うケースが多い飲食業や小売業などは、ファクタリングの利用条件である売掛債権を所有していない、または少ないことが挙げられます。さらにファクタリングは法人や個人事業主などの事業者が対象であるため、飲食店が個人のお客さまに行っている掛取引(つけ払い)などには対応していない点も理由の一つです。ただし、クレジットカード払いにしているなどのケースでは、クレジットカード会社が間に入り、信用度が高くなるため審査が通りやすくなるでしょう。
また反社会的勢力と疑われている企業や関係のある企業と関係を持ってしまうと、信用面などにおいてのデメリットの方が大きいと考えられてしまうため、ファクタリングは利用できない可能性が高いです。
ファクタリングは起業して間もない場合でも利用できますか?
起業して間もないと取引相手や取引額が少ない傾向にあり、ファクタリングの利用は難しい可能性があります。基本的にファクタリングを利用するためには、売掛金が必要です。起業間もない場合でも売掛金があれば、ファクタリングを利用できる場合もあるため、ファクタリング会社に相談してみましょう。
ファクタリング会社によっては、会社設立からの期間指定がされており、その期間を過ぎていないとファクタリングが利用できないケースがあります。
一方、個人事業主に特化している会社や、数万〜数十万円程度の少額からでもファクタリングを利用できる会社もあるため、状況に適したファクタリング会社を選びましょう。
まとめ:自社の目的や状況に合わせた最適なファクタリング会社を選ぼう
ファクタリングは銀行からのローンや融資などと比べて、素早く現金化して資金調達できるメリットがあります。その他、自社の業績に影響はなく利用でき、売掛先からの未回収リスクも軽減できる点もメリットの一つです。ファクタリング会社によって手数料の金額や入金スピード、買取可能額などはさまざまです。それぞれの特徴や強みを比較した上で、自社に最適なファクタリング会社を選びましょう。
JPSでは、必要書類がそろっていれば最短1日の入金スピードで資金調達が可能です。すでにファクタリングを別の会社で利用している場合でも、ご利用中のファクタリング会社に知られずに乗り換えができ、手数料もお得になります。さらにファクタリング後の経営を安定化させるためのコンサルティングサービスなど、アフターサポート体制も整っています。「なるべく早く資金調達を行いたい」「利用中のファクタリング業者の手数料が高い」などでお困りの方は、豊富な取引実績やサービスに定評のあるJPSまでお気軽にご相談ください。