ファクタリング取引の期日について知りたい!入金後の支払い日はいつ?
2021/09/15
ファクタリング
ファクタリング取引を検討している人の中には、ファクタリング会社に費用を支払う期日やサイクルはいつなのかを気になる人も多いでしょう。
この記事では、ファクタリング取引の2社間と3社間取引について、一般的な期日やサイクルについて解説します。さらに、支払いに関するよくある質問も紹介しているのでお役立てください。
ファクタリングの一般的な支払い期日とは
一般的なファクタリングの支払いサイクルは以下のとおりです。
1.会社A(利用企業)とファクタリング会社が契約締結
2.ファクタリング会社が会社Aに入金
3.会社Aに会社B(売掛先企業)から売掛金を支払われる
4.会社Aは支払われた売掛金をファクタリング会社に返済する
ただし、ファクタリングの種類によって流れが異なる場合があるためよく確認する必要があります。
支払い期日はファクタリングの種類によって異なる
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があります。それぞれ仕組みが異なっており、支払い期日も違います。
ここでは、それぞれの支払期日と支払いスケジュールの例をチェックしましょう。
2社間ファクタリングの支払い期日は?
2社間ファクタリングとは、ファクタリング利用者とファクタリング会社の2社間で契約するファクタリングです。売掛金をすぐに現金化でき、売掛先企業に知られることなく利用できます。
2社間ファクタリングの支払い期日は売掛金を譲渡している関係上、売掛金の入金後であることが一般的です。そのため、2社間ファクタリングの場合、支払いを長期間待ってもらうのは基本的には難しいと言えます。
支払いスケジュールの例を紹介
1. 4月末に300万円分の商品を納品
2. 売掛先企業は末締め翌々月末支払いのため、支払いは6月末日
3. 5月15日、資金繰りに悩みファクタリング会社に売掛金300万円の買取依頼
4. 翌営業日5月16日、ファクタリング会社の審査に通過しファクタリング契約成立
5. 5月16日、ファクタリングの手数料10%を除いた270万円が入金される
6. 6月末日、売掛先企業から売掛債務300万円が入金される
7. 7月15日までに、ファクタリング会社に300万円を支払い、ファクタリング取引完了
3社間ファクタリングの支払い期日は?
3社間ファクタリングとは、ファクタリングの利用者とファクタリング会社に加え、売掛先企業の3社合意のもとで契約するファクタリングです。
結論からいうと、3社間ファクタリングでは利用者に支払い期日はありません。これは、売掛先企業とファクタリング会社が直接やりとりすることに理由があります。
3社間ファクタリングは以下のような流れで行われます。
1. ファクタリングの利用者がファクタリング会社へ申し込む
2. ファクタリング会社から売掛先へ通知、売掛先企業から契約の承諾
3. ファクタリング会社からファクタリングの利用者に手数料を除いた買取金額が支払われる
4. 売掛先企業からファクタリング会社に売掛債務が入金される
このように、売掛先企業から直接ファクタリング会社に売掛金が支払われるので、利用者が支払うことはありません。したがって3社間ファクタリングの場合、支払期限はないといえます。
ファクタリングの支払いに関するよくある質問
ここからは、ファクタリングの支払いに関するよくある質問を紹介するので参考にしてください。
分割払いは可能?
ファクタリングの支払いは、基本的に一括払いです。ファクタリングの分割払いは融資になるため、貸金業として登録している会社でしか扱えません。
したがって、分割払いができると謳っているファクタリング会社は、貸金業登録している会社であるか、悪徳業者である可能性があるため注意しましょう。
掛け目の取り扱いは?
掛け目とは、売掛債権には回収不能リスク軽減のために設けられた比率のことです。ファクタリングでは、債務額の全額ではなく一定の比率を掛けた金額を買い取ることがあります。掛け目の取り扱いはファクタリング会社によって異なりますが、回収リスクが低いほど掛け目は高くなるのが一般的です。
掛け目を利用した際の例として、額面300万円、掛け目90%、手数料10%でファクタリング契約を結んだ場合の買取額と手数料額を計算してみましょう。
・売掛債務の買取額:300万円 × 90% = 270万円
・手数料の金額:270万円 × 10% = 27万円
以上から、実際に受け取れる金額は243万円であることが分かります。なお、売掛金が入金されファクタリング会社に300万円支払うと掛け目分は返金されます。掛け目は、保証金のようなものとイメージするとよいでしょう。
返済を怠るとどうなる?
返済が必要な2者間ファクタリングで支払いを怠ると、以下のような流れで対処されます。
1. 督促の連絡が来る
2. 遅延損害金の発生
3. 売掛先企業に債権譲渡通知
4. 損害賠償請求の訴訟
返済を怠ると契約書に記載されている遅延損害金が発生します。遅延損害金は最高で年利20%に設定されているため注意が必要です(利息制限法)。
売掛先企業に知られずに利用できるのがメリットの2社間ファクタリングですが、返済を怠ると相手に通知されることになるため会社の信用にも影響が出てしまいます。
まとめ
ファクタリングの支払い期日があるのは、主に利用者とファクタリング会社が契約を結ぶ2社間ファクタリングです。売掛先からの入金後が一般的な支払期日になっています。ファクタリングは資金繰りに行き詰まったときには有用なサービスですが、支払いを怠ると厳しい対処がされるので注意しましょう。
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